くらし情報『松任谷由実「日本語じゃないと表現できないこともある」 独自の言葉のセンスの磨き方』

2022年10月2日 21:00

松任谷由実「日本語じゃないと表現できないこともある」 独自の言葉のセンスの磨き方

でも、好きだと言ってくれる人は多い作品です。

――では、これまでの人生で周囲の方に言われた思い出深い言葉というのは何かありますか。

1999年に「YUMING SPECTACLE SHANGRILA 1999」というコンサートツアーをやった時に、母親が観に来てくれて。ロシアのサーカス団とコラボレーションしたステージだったんですけど、それが美しかったと感動してくれました。「お前は、平仮名の“いろけ”があるね」って言ってくれたんです。それはポップな褒め言葉だなと思って、覚えています。

――お母様も独自の言葉の感性をお持ちなんでしょうね。

その影響はあると思います。
母はもともと、私がステージで歌うなんて反対していた人なんですけど。でもデビューしてからは家が呉服屋なものですから、京都公演の度に仕入れがてら、よくコンサートを観に来てくれていました。結婚前に夫と一緒にツアーをまわっていた時にも、京都公演に両親が来てくれたことがありました。なので、東京よりも京都での思い出と、その時に褒めてくれた言葉が印象に残っていますね。まつとうや・ゆみ東京都出身。1972年、荒井由実としてシングル『返事はいらない』でデビュー。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.