2022年11月6日 18:00
寺島しのぶ、夫の後押しでスキンヘッドに!? 瀬戸内寂聴がモデルの主人公を演じる
3人の関係は、鬼に隠れて陰でこっそり楽しみを味わう鬼ごっこのよう。
「先日取材で、篤郎のモデルになった井上光晴さんの娘で、原作の小説を書いた井上荒野さんにお会いしたんですが、荒野さんのお母さんは、寂聴さんが夫と男女の仲だったことを知りながらも、“あの人、本当にいい人なのよ”と言っていたそうなんです。その関係を理解できる人は少ないでしょうし、“はぁ?!”と思う人もたくさんいるでしょう。でも、端がなんと言おうと、3人がよければいいんですよ。今3人は、同じ墓地で眠っているわけですから」
二人の関係は7年に及んだが、最後にみはるは出家を決意。寺島さんは実際に自分の頭髪を剃り、スキンヘッドになって演じたそう。
「覚悟を決めたあとも、この歳でスキンヘッドにすることで、頭髪の状態が悪くなったらどうしよう…と、ものすごく不安になってしまって。でも夫のローランが“こんな機会を逃しちゃ駄目!坊主は絶対に美しい!”と言い張るもので…(笑)。
夫は出会った頃から、“君はスキンヘッドが似合うはず”と力説し続けていたんです。でもいざ剃ったら、なんだか急に社交的な人間になりまして。坊主まではいかなくとも、また剃りたい気持ちもありますね」