2022年12月17日 18:30
「ビッグマック指数って!?」お金の教科書Vol.10 #リアルボイス
1986年の発表当時、どの国で食べても、材料や調理方法が基本的には同じ商品で、誰が聞いてもわかるものといったら、マクドナルドのビッグマックだったんでしょうね。今でこそ、トールサイズのラテで比較した「スターバックス指数」もありますけど。
好美:どちらもすごく身近な存在だから、興味をそそられます。
西山:「ビッグマック指数」は、本来は「The Big Mac index」といって%で表記しますが、よりわかりやすく、日本円に換算したのが下のグラフです。
好美:え…。日本のビッグマックって、こんなに安いんですか…!?
西山:そうなんです。同じ商品でもその国の物価や賃金が値段に影響するため、各国で販売価格が異なるのはわかりますよね?
好美:はい。アジアを旅行するとこれまで安いと感じてきましたが、それは物価が日本より安かったからですよね。
でもいつの間にか、中国、韓国、タイ、ベトナムよりも日本のビッグマックが安く…。
訪日客にとって、日本は「お得に買い物できる国」。西山:2000年のランキングでは、日本は5位、アメリカは12位でした。それがこの22年で、逆転し、差が開いているんです。私たちがアメリカでビッグマックを食べようとしたら、日本の約1.8倍の金額を出さないと食べられません。