江原啓之「答えは富士山にある」 混迷の時代を生き抜くためのヒントを伝授
日頃の傲慢さを反省し、すべてをそぎ落とすとき、本当の自分が見えてくるでしょう。あふれてくるのは、今ここにいる感謝。そして私利私欲の願いではなく、世の中の平和や安寧を祈る気持ちではないでしょうか。
七本杉(しちほんすぎ)
時代を見つめてきた御神木たちに命の営みを感じて。
社殿の周囲には鳥の声が響く静かな杜が広がる。なかでも圧巻は杉の巨木群。7本の御神木からなる七本杉はどれも樹齢1200年を超え、圧倒的なパワーを放つ。途中で枝分かれせずにまっすぐ伸びた幹は、いずれも40m超の高さ。
2本の杉が根元でほぼ一体化した二柱杉はその形から男女杉とも呼ばれ神秘的だ。
母の白滝
迫力ある水の流れに神々しさすら感じる禊ぎの場。
平安の頃より修験道の行者がこの滝で身を清めてから、富士山へ登ったという。神社から滝まで急な砂利道が続くが「修験の滝ですから険しいのは当たり前。でもこのぐらいはまだラクなほう」(江原さん)。滝のそばには木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の姑にあたる万幡豊秋津師比売命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)が祀られており「母」という名前の由来はそこから。
美麗石(ひいらいし)