「ゆるくて癒される」の声多数! 謎の生き物×中学生の異文化交流コミック
中学1年生の鴻田新(こうだ・あらた)が、限りなく鳥に見える奇妙な生き物・クジマに出会うところから物語が始まる、紺野アキラさんの『クジマ歌えば家ほろろ』。「クジマが可愛い」「ゆるくて癒される」等々、SNSなどでも熱いエールが送られている、大注目のコミックだ。
ボーイ・ミーツ・バードに、幸あれ。浸っていたくなる異文化交流コミック。
「もともと、ヒト型の細長い謎の生き物と出会う話を考えていました。冬にバイトに行く途中の川に鴨が集まるのを見て、“渡り鳥”という設定が浮かんだので追加。結果、ああいう見た目の生き物になりました。日本食好きやロシア語堪能などのクジマの特性は、ほとんど思いつきですね(笑)。
担当編集さんに『家族ものにしたらどうか』と提案されて、謎の生き物によって変化していく家族を描いてみようと、いまの枠組みが決まった感じです」
1巻では、マイペースで優しいけれど意外なポイントでキレたりするクジマのキャラや、居候先である鴻田家のおおらかな雰囲気などが紹介されていた。2巻では、日本の行事を楽しむクジマや新たちの交流が中心に。浪人生である長男・英(すぐる)は終始ピリピリしているのだが、なぜか憎めない。