くらし情報『甲斐翔真×古屋敬多「『RENT』って、やっている僕らも毎回感動しながらやってるんです」』

甲斐翔真×古屋敬多「『RENT』って、やっている僕らも毎回感動しながらやってるんです」

古屋:うん。他人を受け入れる心の余裕はないんだろうなって思う。

――マークをはじめ仲間たちは、心を閉ざしたロジャーを見守りつつ、ときに外に引っ張り出そうとします。

甲斐:舞台が世紀末のニューヨークだっていうのもあると思います。人種差別もLGBTQも、当時は今よりずっとシビアだっただろうし、ましてやエイズはもっと恐れられていたはずで。そんなシビアな時代に、お金もなく、共に夢を追っている仲間同士だからこそ、より強固に結びついたと思うんです。きっとその中には、かつてはルームメイトだったベニーや、死んだ恋人のエイプリルもいたんだろうし。

古屋:家族みたいな関係だよね。


甲斐:ニューヨークって東京と同じで、みんな夢を追って故郷から出てきているボヘミアンで、家族が近くにいないからこそ仲間同士が助け合うみたいなこともあっただろうし。

古屋:今、ロジャーとして生きながら思うのは、人を救うのは人なんだなってこと。心配して連絡してくる家族もだけど、近くで愛情を注いでくれる仲間たちの存在が本当に力になるんですよね。そこにはロジャーと恋人になるミミや、死んだエイプリルとの過去の幸せな記憶もあると思っていて。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.