日本を愛したディオール! チケット完売続出の「激レア展覧会」超人気のワケ
クリスチャン・ディオールは、日本で最初に進出した西洋のファッションブランドで、1953年には帝国ホテルでファッションショーを開催。そのとき発表された5着が、会場に展示されています。
ドレスにつけられた名前にも、ぜひ注目してみてください。「サツマ-サン」や「コージ-サン」など日本を連想するような名前も見つけられます。
また、「羅生門」と名づけられたコートには、京都の龍村美術織物の生地が用いられ、ディオールと日本の深い絆を感じることができます。
ディオールは、1957年に心臓発作で急逝。まだ52歳という若さでした。しかし、その後もメゾンのクリエイティブ ディレクターたちは、引き続き日本の芸術や文化に関心を持ち続けました。
1959年には、当時の明仁親王殿下(現・上皇陛下)と正田美智子さま(現・上皇后陛下)の結婚式用ドレス3着をメゾン・ディオールが制作。生前のディオールがデザインしたドレスを、弟子であるイヴ・サンローランが完成させました。
会場デザインや写真にも注目!
『クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ』展示風景(筆者撮影)
また、本展では各展示室の空間演出や、写真やアートとのコラボも見どころのひとつ。