明治時代の斬新ヌード画も! 重要文化財の「意外な秘密」が明かされる展覧会
長さ40メートルもある大作です。
本作品に隠された「秘密」は、明治以降に指定された全68件の重要文化財のうち、「最も制作から短期間で認定された」という点。
本作品が描かれたのは、大正時代の1923年。重要文化財に指定されたのは、1967年。つまり、最短でも認定に「44年」もかかるのですから、いかに大変なことかわかります。
ちなみに、明治以降に制作された絵画などの美術作品のうち、国宝に指定されたものはゼロ、とのこと。でも、本展で展示されているのは、いつか国宝になるかもしれない作品ばかり。まとめて見られるこの機会をどうぞお見逃しなく!
春まつりも開催中!
なお、東京国立近代美術館では、4月9日まで「美術館の春まつり」も開催中。
鮮やかな花を描いた屛風や現代の日本画が並ぶ展示室が設けられ、また桜が見える前庭には床几台も置かれています。
千鳥ヶ淵など近隣の桜と一緒に、ぜひ美しいアートも楽しんでみてください。
Information
会期:~5月14日(日)※休館日は月曜日(ただし3月27日、5月1日、8日は開館)
会場:東京国立近代美術館
開館時間:9:30-17:00(金曜・土曜は9:30-20:00)