幾田りら「年齢や性別関係なく自分を見てほしい」 ステージでパンツスタイルが多い理由とは
だから、自分の気持ちが落ち着くお洋服を選んでました」
ソロとしては、中学時代から経験を積んできた。今回満を持しての1stアルバムを発表。
「高校生の頃は、オーディションにたくさん落ちたり、月に5~6本ライブをやっても、なかなか芽が出ない日々を過ごしていたり。大学生になって、YOASOBIというプロジェクトが始まりましたが、自分の軸としては“自分で作った音楽”というものがずっとあって。だから今は、ソロとしてもやっとスタート地点に立てたという心境ですね」
下積み時代の思いは、リード曲「サークル」にも反映されている。
「ソロとしてもがいていた日々は、光の見えない長いトンネルをずーっと走っているような、すごく長い時間に感じていました。その頃から比べたら、実際に歌手として夢を叶えているし、刺激的な毎日を過ごしているけど、楽曲制作で自分と向き合ってる時間は、やっぱり昔から変わらず孤独なんですよね。『いつになったら、ここから抜け出せるんだろう』とか。
そういうふうに、環境が変わっても永遠に続くように感じる時間って、変わらずあるなあと思って。でも、人生ってずっとそうなんだろうなとも思うんです。同じ円をずっと回ってるように感じるけれども、気付かないうちに少しずつ景色が変わって、螺旋を上っていけるんじゃないかなって。