くらし情報『木村多江「背負い投げされた気分」穏やかな俳優が思わず興奮した展覧会』

木村多江「背負い投げされた気分」穏やかな俳優が思わず興奮した展覧会

想像を超えた楽しい作品がいっぱい!

木村多江「背負い投げされた気分」穏やかな俳優が思わず興奮した展覧会


――展示をご覧になって、いかがでしたか?

木村さん禅宗の美術は硬いのかなと思っていたら、想像を超えて楽しいものがいっぱいありました。

例えば、《五百羅漢図》のところには四コマ漫画があり、その漫画にタイトルまでついていて、ストーリーもわかりやすく、ポップで楽しくなりました。作品そのものも色彩が豊かで美しく、描かれている羅漢のお顔も近所にいる人のような雰囲気で、身近な感じがします。

また、《虎一大字》という書の作品も、虎の絵のような文字のような、あるいはカメレオンにも見えます。禅宗の教えにある「人の心次第」を伝えようとしていたのかもしれないですね。いろいろ自由に解釈ができ、想像が膨らみました。


すごく興奮しちゃいます(笑)

木村多江「背負い投げされた気分」穏やかな俳優が思わず興奮した展覧会


――木村さんは長年、NHKBSプレミアム「美の壺」でナレーションをされ、日本の文化にも精通されています。日本の美術工芸の楽しみ方を教えていただけますか?

木村さん 日本には、すばらしい作家や職人の方々がたくさんいて、世界に誇れる技術があります。今では再現できないような先人たちの技術もあり、そんな方々の技を発見できることが楽しいです。

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