齋藤直人「卑怯なプレーや騙し合いなどは一切ありません」 ラグビーへの強い思い
ボールあるところにその姿あり。素早い判断で攻撃をビルドアップ。東京サントリーサンゴリアスの齋藤直人選手のインタビューをお届けします。
「“ボールの傍(そば)に常に齋藤がいる”と気づいてくれたら嬉しいです」
試合運びの起点となる、スクラムハーフを担う齋藤直人選手。
「端的に言えば、どうやって勝つかをコントロールする役目です」
165cmと小柄な体で、2mを超すような大柄のフォワードたちが押し合うスクラムや、モールやラックと呼ばれる密集戦に飛び込みボールをピックアップ、相手の布陣を見ながら、パスか、キックか、あるいは自分で走るかを瞬時に判断する――。
「相手の弱みを把握しながら自分たちの強みをどうやってぶつけるか、逆に相手の強みをどう防ぐか。僕ならではの武器=“予測”を活かして次の展開を読みながらチームを動かしています」
遡れば、父親にラグビースクールへ「自分の意思とは関係なく連れていかれた」のは3歳の頃。
「ボールを持って走る、体を当てる、それが楽しくて」
いつしかラグビーが大好きになり、今や日本を代表するスクラムハーフに。
「興味があること、好きなことはとことん突き詰めたいタイプ。