くらし情報『学園恋愛ものとはひと味違う! 監督が語る、アニメ『スキップとローファー』のこだわり』

学園恋愛ものとはひと味違う! 監督が語る、アニメ『スキップとローファー』のこだわり

しかし、不安があっても一歩踏み出し、自分の道を切り開いていく美津未に影響されていく。

「志摩にとって美津未はヒロインじゃなくて、ヒーローみたいな存在なんです。志摩から美津未への、キラキラした視線が伝わると嬉しいです。私は、『スキップとローファー』という作品はある種のヒーローものだと思っていて。キャラクターたちの抱えている色々な負の感情を、美津未が、本人も悩みながらも持ち前の明るさと純粋さで次々と殴り飛ばし、ハッピーにしていくイメージです」

他にも、オシャレで気遣い屋だが少し計算高いミカ、抜群の容姿を持つ結月、人見知りの誠などのクラスメイトが登場。友達同士の楽しいやりとりが描かれる一方、コンプレックスの裏返しで相手を軽く見てしまったり、恵まれた容姿が理由で嫌な思いをしたせいで人と距離を作りがちだったりと、それぞれがちょっと嫌な自分を抱えつつ、学校生活を送っている。視聴者も、心の柔らかいところを触られたような気持ちになり、美津未の明るさに背中を押される。

また、自然あふれる美津未の故郷と、きらきらした都会の対比も、作品の魅力のひとつだ。
「美津未が生まれ育った田舎は高松先生のお母様のご実家がある地域がモデル。

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