コミック『大丈夫倶楽部』、「大丈夫にならなくても大丈夫」のメッセージに共感の声続々!
何かと気が散りやすく、しかも想定外の事態に陥ると途端にパニック気味になる、主人公の花田もね。ある晩、海辺で自分と同じ〈大丈夫じゃない感じ〉の匂いがした不思議な生き物の芦川さんと出会い、彼ももねの〈大丈夫を目指す活動〉に参加することに。もねや彼女に寄り添う芦川さんのやることなすことに共感し、元気をもらうファンが続々と!そんなユニークなコミックが、井上まいさんの『大丈夫倶楽部』だ。
大丈夫な自分になりたい。でも、ならなくても大丈夫と熱くエール。
「私も仕事がなかなか、にっちもさっちもいかなくなった時期があったんです。もねのように『大丈夫になりたい』と思いつつ、やり過ごしていた実体験が発想のきっかけです。翻案していますが、もねが味わう焦りや落ち込み、ちょっとしたきっかけで快復する心情のアップダウンを描く上での手がかりにしています」
もねを面白がりつつおおらかに見守る幼なじみの早瀬や、書道教室の爽やかお兄さんで大丈夫を体現しているゲンローさんこと玄郎(くろう)、衝突しがちなもねの母など、もねと周囲の人たちとの交流が楽しく、それぞれにいい味出しているキャラクター。
なかでも芦川さんの存在感は大きい。