松村沙友理「推しがいる世界ってこんなに楽しいものなんだ」 『推し武道』でオタク女子を熱演
確かに握手会のシーンを撮ってるときは、以前ファンの方にかけてもらった言葉を思い出したりしたなぁ。
――忘れられない言葉って、やっぱりあるものなんですか?
松村:あります。特に「さゆりんごがいるから生きていける」っていうのは何度も言われてきたけど、えりぴよを演じてその言葉の意味がすごくわかるようになりました。当時は「私はそんな人間じゃないのに」って不思議な気持ちだったけど、推しがいる世界ってこんなに楽しいものなんだって。
――その一方でアイドルもまた、ファンから力をもらって…?
松村:それはもう。アイドルにとっても握手会って、ものすごく励まされる場なんですよ。ファンの人を喜ばせたくてがんばっていた私の個人的意見ですが、ファンが一人もいなければ、アイドルは成立しないと思うんです。でもたった1人しかファンがいなくても、その1人を元気づけることができたら、それは絶対的に存在する意味がある「アイドル」です。
―― 一方ライブの最前列でサイリウムを振る姿も楽しそうでした。松村:最高でしたね。ファンサ(ファンサービス)してもらうって、あんなにうれしいんだと知りました。私、自分がライブしてたときも、ファンサするのが大好きだったんです。