ゲームクリエイター・小島秀夫監督が語る、創作現場で一番重要なこととは?
新作『DEATH STRANDING 2』制作真っ最中のゲームクリエイター・小島秀夫監督のインタビューをお届けします。
小島監督が代表を務めるコジマプロダクションは昨年、“Spaceship Transformation”をテーマにスタジオを改装。思わず見惚れる洗練された空間デザインはもちろん、クリエイティブスタジオとしての高い機能性も拡張されたという。
「宇宙船とは、『スター・トレック』のエンタープライズ号なんです。エンタープライズ号の艦長は白人ですが、アジア人や黒人もいて、隣にはスポックという宇宙人がいます。僕は、そんな、差別も偏見もない宇宙船で新天地を探しに行くというコンセプトに非常に感動したわけです。新しいエントランスは、人種や出自などは関係なく、一緒に最先端のテクノロジーで違う世界に行きましょう、ここから宇宙船に乗り込みましょうという気持ちを込めて作りました。また、撮影も音の収録も全部ここで行える、この中で世界に向けた物創りができる環境にしたかったんです。
幸い、ワンフロアを借りられることになり、今まで諦めていた音声のスタジオや運動をするところ、広いカフェテリアを作ることが叶いました。