風吹ジュン「私の人生の目標は“老いとどう付き合うか”」
人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは、俳優の風吹ジュンさん。第4回目は、年を重ねることについて、そしてご自身にとっての恋愛とは?を聞きました。「恋愛は現実が見えなくなるもの」と語るその心は?
老いを楽しめる、そんな体と心を手に入れたい。
「あれ、年をとった?」と初めて思ったのは、50代に入ったとき。突然体が熱くなり汗が噴き出す、ホットフラッシュという更年期障害が起きたんです。元来知りたがりの私は、そのタイミングで初のアンチエイジングのクリニックに行き、自分の体についていろいろ調べました。そこからの20年は、疲れにくい体を作ることをテーマに、鍛え、サプリを飲むなどのケアをしています。
それを経て、昨年70歳になった私の人生の目標は“老いとどう付き合うか”。肉体はもちろん、同時に心や精神も老いていく。その両方をしっかり鍛えていけたらいいですよね。体も心もタフなほうがいくつになっても人生有利でしょう(笑)。
それから最近ちょっと、老いは楽しいのかも…と思い始めているんです。それを理解できたらきっと、これから来るであろう病気すらも楽しめるマインドになれる気がしています。