花村想太「全盛期で動ける間に、全力を注ぎたい」 Da-iCEの“今”を築いた“SCENE”を語る
工藤大輝「ダンスボーカル的ではない曲など、制作がより自由に」
最近、Da-iCEでやりたいことと求められることが一致してきて、楽曲制作がやりやすくなったような感じがします。僕たちはいわゆるダンスボーカル的な曲も好きなんですけど、もともとJ‐POPとかもよく聴いていて。「CITRUS」以降だと思いますが、ダンスボーカル的なアプローチ以外の曲もやろうよという空気になってきて、その後、自作曲の「スターマイン」で結果を残せたことで、自分たちのやりたいことに確信が持てたというか。それを経て今回のアルバムは、曲作りの自由度がより上がった気がします。
僕はほかのアーティストの方にも楽曲提供をすることがありますが、Da-iCEにも“楽曲提供をしている”という意識が強いんです。ボーカルの二人に合う曲を作るという前提で、一歩外にいる感覚は常に持っています。とはいえ、Da-iCEには自分も参加しているので、ライブでこういう演出をやりたいからこういう曲を作ろうとか、アイデアと作曲が直結する。一方で、ほかのアーティストの方から発注が来た時は、その方の曲を聴いて、逆にこういうアプローチをしたらどうだろう、みたいなことを考えて作ることが多いですね。