くらし情報『兼近大樹「自己と向き合うことを続けていれば、自己肯定感なんて言葉が気にならなくなる」』

兼近大樹「自己と向き合うことを続けていれば、自己肯定感なんて言葉が気にならなくなる」

自分はこういうことで許されてきた、愛されてきたって部分を全部すっ飛ばしているから、寛容さを持てずに潔癖になって、ちょっとしたことで文句を言ったり、変なこと呟いて炎上したり。…俺、めっちゃ真面目な話してるけど大丈夫ですか?(笑)

愛されていたことを思い出せてラッキー。
――兼近さんは、自己とどのように向き合ってきたのでしょう。

俺も、幼少期から振り返って考えた時期がありました。ずっと貧乏で、勉強もしなかったし、社会や周りの大人、すべてにムカつきながら生きてきた。誰かが目立ったことすれば足を引っ張りたいし、いつも楽しそうで、金持ってて幸せで…って人たちが大嫌いで(笑)。そんな自分の思考や行動、人生を大人になって振り返ってみたら、思い出したことがあったんです。

――どんなことですか?

中学生の時、いつも「勉強しなさい」って言ってくる先生がいて。
当時は、めっちゃうざくて反抗しまくってたけど、今思うと、あの先生めっちゃ優しかったじゃんって思うんですよね。俺のことを見捨てずに、何度も「勉強しろ」って言ってくれた。愛されていたんです。そのことを思い出せて、俺はラッキーだと思っていて。だから本を読むようになったし、今改めて勉強をし直しているんです。

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