“度胸”や“結婚”についてのアドバイスも! 内海桂子と橋田壽賀子からのメッセージ
読者よりも年上の素敵な女性をお招きして、お話を伺う「乙女談義」。今回は、過去の名作シリーズをお届けします。お姉様たちからのメッセージ、受け取ってください!
内海桂子「とにかく度胸ですよ。やれるかやれないか、考えていたんじゃダメよ」
先週もお話ししましたけど、アタシは数え年13歳で舞台に上げられて、いきなり漫才師にさせられちゃったわけです。芸ができるかとか、考えてるヒマは全然ありませんでした。だからこそ、そこで度胸ってものが付いたのよ。
アタシは今でも、月に8回演芸場の舞台に一人で上がってるんですけど、袖から出るときに、司会の若い芸人さんを通せんぼして捕まえて、一緒に漫才やっちゃうの。若い人からしたら、そりゃぁ緊張するでしょう。
なんの稽古もなしに、突然言われるんですから。アタシは若い人に、「自分の漫才をやんな、こっちがかぶせてあげるから」って言うんです。舞台に上がったら、とにかくやんなきゃ。考えたり、怖じ気づいちゃったりしちゃダメね。どんなことでも、やっちゃえばどうにかなる。
ちなみに、そうやって一緒にやってた中で、大きくなったのがナイツの二人。私が何かを言うと、当意即妙に返してくる。