ふたつの道で活躍中! 水沢林太郎「10年後もこの世界で、人を笑顔にさせる人であり続けたい」
李光人や(青木)柚も加わっていって。現場でどんどん仲良くなっていくのがうれしかったです」
明るくて、積極的な水沢さんだけれど、役者としては悩んだ時期もあったという。
「5年くらい前、“役の中の自分”を受け入れられない時期がありました。現場でも挨拶すらぎこちなくなって…。でも2019年に出たドラマ『俺の話は長い』では演技を根本から鍛えられ、翌年の『17.3 about a sex』では10代の性という難しい題材に覚悟を持って挑むことができ、転機になった作品です」
この春はドラマ『だが、情熱はある』で髙橋海人さん演じるオードリー・若林正恭さんを支える友人・鈴木足秋を演じた。
「髙橋さんとは楽屋ではゲームや漫画の話ばかりしていました(笑)。現場でも役どころでも、作品を裏から支えることができるような人になりたいですね」
自分で悩んで拓いた道。だからこそ役者仲間の悩みも一歩引いて見守る主義という。
「悩んでる人がいたら『頑張ってる自分を、まず褒めてあげなよ』と声かけるようにしてます。自分を認めるって自分にしかできないから。それに誰の人生にも一人で乗り越えないと前に進めない瞬間って、あると思うので」