『アルプスの少女ハイジ』がまさかの18禁に!? 暴れまくる最強のハイジに世界が注目!【映画】
サンドロ監督そこに対しての懸念はありませんでした。もちろん、いろいろな感想があり、ネガティブな反応があったのも事実です。でも、それも考えようによっては宣伝効果になりますからね!
ただ、そのなかでも厳しかったのは、映画に反対した人たちが伝統的な衣装を売るお店に対して僕たちに衣装を一切売らないようにとメールを送ったこと。なぜなら、彼らにとって伝統衣装をアレンジするということは、ある意味伝統を冒涜していることになるからです。そういった批判はありました。
それから、ティザー映像のなかでアーミーナイフを使って人の目をえぐる場面が映っていたのを見たスイスのアーミーナイフで有名な某会社が、僕たちのことを訴えようとしたことも…。そういったこともあったので、アーミーナイフではなく、日本の刀に変更しました。
人によって、まったく異なる見方がある作品
―映画作り以外のところでも、大変なことがそんなにいろいろとあったとは…。
サンドロ監督あと、共同脚本を担当してくれたグレゴリー・ヴィトマーの話もまだありますよ。彼は普段チューリッヒの空港で税関の警官として働いていて、副業として空き時間を使って脚本を手伝ってくれましたが、この作品を観た彼の上司から「警察の仕事にふさわしくない」