オーイシマサヨシ&米村姫良々、『【推しの子】』の“推し”を語り合う!
米村:だけどアニメが始まったタイミングでたまらず一気読みしました!いまも毎週漫画で最新話を追いかけてます。
――数々のエンタメに触れてきたおふたりが心奪われるほどの魅力は特にどのような部分に感じられますか?
オーイシ:すごい部分がたくさんありすぎて…。まずショービジネスの描写のリアルさ。アイドルの裏側、恋愛リアリティショー、芸能コースのある高校の雰囲気…。それは原作の赤坂アカ先生の徹底したリサーチがあってこそ。そのリアリティには鳥肌が立ちます。
米村:私はまだ芸能界の裏側みたいな部分はわかりませんでしたが、リサーチの細かさに驚いてます。
オーイシ:まあ、裏であんなふうに糸を引いてる存在は実際にはいないと思いますけど(笑)。
何より脚本の素晴らしさ!アニメ史上類を見ない初回90分。そこで「これはただのアイドルものじゃない、復讐劇なんだ」ということを描き切っている。現代の人って忙しいから“1話切り”する人も多いでしょ。だから1話でしっかり世界を提示しないと2話、3話とついてきてくれないんですよね。米村:私も1話だけ見ることもあります。でも、今回はすでに漫画で物語を知ってるのにもかかわらず、毎週楽しく全話食い入るように見てます!
オーイシ:それは脚本、キャスト、音楽とチームがひとつになって原作のエッセンスを凝縮してるから。