鈴木聖美「音楽を好きになったのは、親戚のおじさんの存在がきっかけ」 黒人音楽との出合い
読者より年上の素敵なゲストをお招きする「乙女談義」。8月のゲストは、ミュージシャンの鈴木聖美さん。名曲「ロンリー・チャップリン」のお姉さまです!第1回目をお届けします。
洋楽に目覚めた子供時代、当時から黒人音楽が好きでした。
私が音楽を好きになったのは、親戚のおじさんの存在がきっかけ。東京の大田区に生まれ、近所に親戚がたくさん住んでいる環境で育ったため、小さい頃からよく祖母の家に遊びに行っていたんですね。そこに母の弟、すなわち私のおじさんがいて、よく洋楽のレコードを聴かせてくれたんです。あと家ではFEN(在日米軍向けに放送されていたアメリカのラジオで、現AFN)を聴いていた。
加えて当時日本では、“初代御三家”と呼ばれる男性歌手が活躍していて、みなさん洋楽に日本語歌詞をつけたカバー曲を歌うような時代。なので、“英語の音楽”が私の中にスムーズに入ってきた。その中でも特に、黒人が歌う曲が大好きで。黒人歌手の声って素敵だなと思っていたのを覚えています。それが確か、小学校5~6年生くらい。
ちなみに弟の雅之は4つ年下。彼はまだ2年生くらいでしたけれど、常に私のあとをついて、一緒に音楽を聴いていましたね。