美山加恋「25歳って、思い描いていた理想の大人にはなれてなくて、焦るし悩む年齢」
「物語が進むにつれて二人は悩みを共有し、互いに成長していきます。それまでは個々のシーンが多いので、それぞれのコンプレックスが何なのか、悩みをどのくらい匂わせて演じるのか、明確にしておきたくて、本読みの段階で、康祐役の佐藤大樹さんと監督と丁寧に擦り合わせました。このドラマには、恋愛の悩みのパターンがだいたい一通り出てくるので、いま行き詰まっている人は抜け出すヒントが見つかるかもしれませんし、恋愛が億劫になっている人にとってはいい刺激になるのでは」
タイトなスケジュールの撮影だったが、座長の佐藤さんが盛り上げ上手で、終始笑いが絶えなかったそう。
「佐藤さんが目標をはっきりと口にしてくれて、『ついていこう!』と思いました。目標の内容ですか?言っていいのかな…『目指せ、TVerのお気に入り登録10万!』とかです(笑)。正直なところ、一つのシーンで起こる気持ちの変化を逆から撮らざるを得ないことが多く、変化の結果を私は想像するしかできないので、とても大変でした。でも、どのシーンも全部、現場で監督と何を話し、どう演じたか思い出せるくらい濃密で、青春のような素敵な時間を過ごせた作品です」
『around1/4(アラウンドクォーター)