堀田真由「バカ塗りは人生そのもの」 主演映画『バカ塗りの娘』でグッときたセリフとは
ドラマ『大奥』三代将軍家光・万里小路有功編、『風間公親 教場0』『CODE‐願いの代償‐』など、今年はすでに6本のドラマに出演。時代劇からサスペンスまで、印象に残る役に次々と挑んでいる堀田真由さん。主演映画『バカ塗りの娘』では、津軽地方に伝わる漆塗り“津軽塗”の職人の家に生まれた娘・美也子を演じている。
――台本を読んだ時の感想を聞かせてください。
堀田真由(以下、堀田):読みながら思い出していたのが、地元のお祭りでした。私は滋賀県出身なんですが、地元には伝統的なお祭りがあって、子供の頃からずっと見てきました。ものづくりとは違いますが、昔から受け継がれてきた文化を、次の世代に継承し続けている意味みたいなものが、そのお祭りと津軽塗で通じるものがあって、勝手に身近に感じていたんです。そして台本を読み込むたびに、日本人として大切にしていきたい文化を、丁寧に描いた物語なんだと理解していって。
主演として出演させていただき、みなさんに届けさせていただくことが本当に嬉しいです。
――美也子のお父さんを演じた小林薫さんと共に、津軽塗の技術だけではなく、方言の中でも難しいといわれる津軽弁を習得するのは大変だったかと思います。