101歳の現役染色家・柚木沙弥郎の作品展。創作に影響を与えた“仲間”にもフォーカス
量産化できる注染という技法で作られた柚木の布は、洋服や帯だけでなく服地やカーテン、タペストリーなど様々な用途に用いられた。
写真右
《型染爪文帯地》柚木沙弥郎 1991年(部分)日本民藝館蔵
写真左
《型染飾布「メキシコ人物」》柚木沙弥郎 1970年代(部分)日本民藝館蔵
協業で広まる、萌木会の活動。
師匠の芹沢が主宰した萌木会は個人ではできない幅広い仕事の場。カレンダーやカードなど布以外の制作も、萌木会として行った。
《沖縄笠団扇文着物》芹沢銈介 1960年頃 日本民藝館蔵
柚木沙弥郎と仲間たち日本橋髙島屋S.C.本館8階ホール東京都中央区日本橋2‐4‐19月6日(水)~25日(月)10時30分~19時30分(最終日は~18時。入場は閉場の30分前まで)会期中無休一般1200円ほかTEL:03・3211・4111(代)
柚木沙弥郎1922年東京生まれ。染色家。型染による染布、染絵などの作品を制作し、国内外で数多くの個展を開催。絵本の仕事や立体作品、グラフィックの仕事にも取り組む。女子美術大学名誉教授。2021毎日デザイン賞受賞。
※『anan』2023年9月6日号より。
文・山田貴美子
(by anan編集部)
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