髙橋藍「常に自信を持つことを意識した」 石川祐希と語る“海外で戦うことの意味”
今夏の国際大会ネーションズリーグでメダルを獲得し話題沸騰中のバレーボール男子日本代表(龍神NIPPON)。その快挙に、「日本はどうしてこんなに強くなったのか?」という声があがっている。その理由の一つに、イタリアで世界トップレベルの選手と日常的に戦っている石川祐希選手、髙橋藍選手の2人の存在がある。そこで2人に海外で戦うことの意味を聞いた。
――海外のチームに一人で飛び込んで、そこで競争を勝ち抜くためのメンタルや、必要なものって何だと感じていますか?
髙橋藍(以下、髙橋):僕は2シーズン経験して、海外の選手の主張の強さやアグレッシブさはすごいなと思ったし、自分もそこで戦っていくためにはそういうものが必要だなと。あと、海外の選手に比べたら僕は身長が低いので、最初はなめられるというか、評価が低い部分もあったんですけど、常に「自分はここで戦える選手だ」という自信を持つことを意識しました。それぐらいの気持ちでやらないと負けてしまうなと思ったので。
石川祐希(以下、石川):僕も、やっぱり主張ができないと厳しいかなと思いますね。
自分のせいにされることも多いので。例えば2人の間のボールをどっちが取りに行くかという時も、海外の選手は「オレは今のは無理だった」