趣里「『ブギウギ』には、朝ドラヒロインらしさが詰まっています」
ボイトレの先生とは二人三脚で、普段の呼吸法からレッスンしていただき、だんだんと歌うことが楽しくなってきたところです」
“ブギの女王”と称され、ステージで太陽のように光り輝いていた笠置さん。しかし、革新的な衣装やメイク、パフォーマンスは、ついこの前まで敵国だったアメリカ的だと批判を浴びてしまう。
「ちょうど、その頃のシーンを今撮影しているんですけど、『舞台メイクが派手だ』『外国人みたいだ』って、ものすごく言われるんです。そこで、だいたいの人は負けそうになっちゃいますよね。でも笠置さんは、自分のスタイルを貫き、歌うんです。懸命に届けた歌でお客さんに喜んでもらうことが、ご自身の喜びになっていたのだと思います。私のお芝居も、誰かのためになっていたらいいなって」
鈴子はプライベートも、波瀾万丈な人生を送ることに。
「本当に大変なことがたくさん起こるんです。
それでも、乗り越えて乗り越えて、前を向き、明るく生きていく。そんな笠置さんを描く『ブギウギ』には、朝ドラヒロインらしさが詰まっています」
笠置さんが世間からのバッシングや試練を乗り越えられた理由について、趣里さんは鈴子を演じながら感じることがあるそう。