知り合いの恋愛相談を聞いているような感覚に!? 名ゼリフ揃い、近藤聡乃のバイブル的作品
本エピソードは前半がコミカルなA君で進むため、ギャップで余計に胸を打たれます。A君との会話は英語で(マンガは日本語)、それゆえの敬語が、急に静かな雰囲気になるようでいい」(青柳さん)。
全7巻各792円/KADOKAWA©近藤聡乃/KADOKAWA
『A子さんの恋人』7巻
若い時の絶望を、痛みとともに乗り越えて。
同じく『A子さんの恋人』で友人U子のセリフから。「作品の中で一番印象に残っているセリフがこれ。本作は、時にはボタンを掛け違えてしまうことがあるというクリエイティブの才能にまつわるお話でもあります。若い時は絶対的に感じて絶望してしまうものを、時間の経過と成長で乗り越えていく、チクッとした痛みを受け入れて前を向くようなこのセリフは、いつ読んでもうるうるします」(青柳さん)
©近藤聡乃/KADOKAWA
青柳美帆子さんライター。女性向けカルチャーやエンタメを得意領域とし、書籍、雑誌、Webなどで幅広く執筆。月1回、ありまよさんと雑談ツイキャス「給料日ラジオ」を配信。X(旧ツイッター)は@ao8l22
※『anan』2023年10月11日号より。
文・川明子
(by anan編集部)
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