アーティスト・ao、高校生になって作詞に変化が!? “言葉のチカラ”を語る
日本語詞と比べて和訳はストレートなので影響されていると思います。最初は小学校の漢字ノートに詞を書いていて、高校生になって『you too』の歌詞のモチーフになったお兄さんから『音楽活動頑張ってね』という思いを込めて誕生日にプレゼントしてもらったノートに書くようになりました。そのシリーズのノートは5冊目に突入しています。楽しいことも悲しいことも怒りも、感情が高ぶった時にノートにバーッて言葉を書きます。毎週日曜日に一週間で感じたことをまとめて書いていた時期もありました。言葉にすることで自分の気持ちとちゃんと向き合える。作詞は自分の気持ちを整理する時間でもあります」
遊び心を持ってメロディに言葉を乗せられるように。
音の響きに導かれるように英語詞と日本語詞が自然と混在していた歌詞が特徴的だったが、変化が起きている。
「1年ほど前にリリースした『リップル』くらいから日本語中心の歌詞を書くよう意識し始めました。音で楽しむというよりは、言葉で伝える大切さや面白みに興味が出てきました。作詞を始めてから5年ぐらい経ちますが、やっと遊び心を持ってメロディに言葉を乗せられるようになってきた気がしています。