くらし情報『人類の大半が滅びた世界で遺体を回収する主人公…作者の画力にも注目の『ウスズミの果て』』

人類の大半が滅びた世界で遺体を回収する主人公…作者の画力にも注目の『ウスズミの果て』

建物など廃墟化したときに映えるような場所を意識しています」

小夜がイサミとカノコという兄妹に出会うことで、また物語は大きく動く。だが、なぜイサミとカノコは生き残れているのだろう。

「人類が生き残れないほどの厄災が前提としてあるので、軽々しく生存者がいたというのも変だなと。こんな世界だからこそ、生きていられるのはよほど限定的な条件だよなと考え抜いて思いついたのがあのふたりの特性なんですよね」

ストーリーにもわくわくするが、岩宗さんの画力にも一目で射貫かれるはず。作画はフルデジタル。廃墟写真などの資料の他、土木作業の関連本からイメージを膨らませた。廃墟につきものの繁茂する植物の様子などは、街中の植物が絡まった建物などを参考にしているそう。

「マンガってやっぱりキャラクターが生きているかのように伝えるのが大事で、それには廃墟にあっても生活感が不可欠だろうと。
背景を細かく描き込むことで作品世界をリアルに感じてもらえたらうれしいです」
人類の大半が滅びた世界で遺体を回収する主人公…作者の画力にも注目の『ウスズミの果て』


『ウスズミの果て』2終末モノを描くにあたり強く影響されたのは、弐瓶勉さんの代表作『BLAME!』だというが、ストーリーや画面構成にオリジナリティが光る。

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