くらし情報『副大臣・政務官に“女性ゼロ”の現状…世界から後れをとる、日本のジェンダー格差』

2023年11月3日 21:30

副大臣・政務官に“女性ゼロ”の現状…世界から後れをとる、日本のジェンダー格差

意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「岸田内閣副大臣・政務官女性ゼロ」です。

地域の女性議員を増やすことから。意識の変革を望む。
副大臣・政務官に“女性ゼロ”の現状…世界から後れをとる、日本のジェンダー格差


9月13日に第2次岸田第2次改造内閣が発足されました。副大臣26名、政務官28名全てが男性議員。副大臣・政務官制度が導入された2001年から、女性がゼロだったのは初めてのことです。今回の内閣改造では5人の女性閣僚が生まれ、過去最多に。
しかし、首相含め20人の大臣のうちの5人ですから、日本のジェンダーギャップは、ますます世界から後れをとるということが明らかになりました。

政治は、多様な背景を持つ当事者たちが関わることが大切だと思います。暮らし方や働き方、人生経験など、バックグラウンドが多様であれば、さまざまな政策を実現可能にします。こども家庭庁を作っていながら、子ども中心の政策がなかなか見えてこないのは、政治の中枢が多様ではなく、当事者たちの声が届いていないせいでしょう。

今回の人事は自民党が抱える構造的な問題もありますが、実は自民党内部からも「女性候補者が足りない」という声はよく聞かれます。

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