小島秀夫「僕のクローゼットは、映画や本や音楽たちとの“思い出”を保管する場所」
そうは言っても、個人が所有できる映画の数は、たかがしれている。企業が運営するサブスクには敵わない。だからこそ、そこは“僕だけのクローゼット”なのだ。そこには、僕の人生が並んでいる。
「Closet Picks」出演で頂いた北米盤の名作たちをクローゼットに並べてみる。また“思い出”たちが、僕の元に戻ってきた。
注1:アメリカのソフトメーカーで、歴史的に重要な名作映画のディスクを販売。古典作品のリマスターなども行っており、映画ファンからの信頼も厚い。
注2:SONYのポータブルオーディオプレーヤー。
注3:レイ・ブラッドベリの小説で、本の所持や読書が禁じられた架空の社会が描かれている。
今月のCulture Favorite
クライテリオン・コレクション社「Closet Picks」の一コマ。
Photo courtesy of the Criterion Collection
モーションキャプチャーの現場での、押井守監督との一枚。
ロンドンで会ったアレックス・ガーランド監督と。
こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。コジマプロダクション代表。’87年に初監督作『メタルギア』でデビュー。