「宮崎駿監督と高畑勲監督との時間は素晴らしかった」ブラジルの注目アニメーターが語る日本からの影響
とも評された冒険ファンタジー。そこで、その魅力についてこちらの方にお話をうかがってきました。
アレ・アブレウ監督
「イベロアメリカ」のアニメーション業界において、もっとも重要な作家のひとりとされているブラジル出身のアブレウ監督。前作『父を探して』では、2016年アカデミー賞長編アニメ賞に南米の長編アニメ作品として初ノミネートを果たしています。今回は、最新作にかける思いや日本のアニメーションから受けている影響、スタジオジブリを訪問した際の忘れられない思い出などについて語っていただきました。
―タイトルにある「ペルリンプス」とは、ポルトガル語でホタルを意味する「ピリランポス」にヒントを得た造語ということですが、どのようにしてその言葉が生まれたのかを教えてください。
監督過去にあった映画『グレムリン』や『グーニーズ』みたいな感じで、「いままでにない生き物の名前を作ろう」とみんなで打ち合わせをしていたんです。そのときに「ピリランポス…ペルリンプスはどう?」とあるスタッフが言い出し、「それにしよう!」とすぐに決まりました。
―直感的に音の響きがいいなと思われたのでしょうか。
監督そうですね。