「“私たちが見たいフォージャー家”が全部詰まっている」 『SPY×FAMILY』声優陣が語る劇場版の魅力
作品に品格を与える渋いナレーションに加え、犬のボンドの声も演じているのが松田健一郎さん。なんと松田さん、これまでに少なくとも4頭の犬を演じてきたそう。
「1頭目のときは、別の役でスタジオにいたときにたまたま演じただけだったんです。ボンドに関しては、ナレーションのトレーラーの録音のときに“実はこの作品、犬がいまして…”と声をかけていただき、もともと作品のファンでボンドの存在も知っていた僕としては“ぜひ!”と快諾。犬の鳴き声に感情を乗せるのは役者としてはとても楽しい作業なのですが、アフレコの際、他の役者さんが一生懸命喋っているのに、ボンドは“ボフッ”一言で終わったりするので、僕だけ楽させてもらってすみません…と思っています(笑)」
TVアニメSeason 1の時点で相当反響が大きかったため、当時から“劇場版が作られるのではないかな”と思っていた、とのこと。
「でもこんなに早くそうなるとは…。TVシリーズがあるアニメにとっての劇場版は、ファンの皆さんへのお礼みたいなものですよね。劇場版の中でも、ボンドはアーニャにピッタリ寄り添って彼女の冒険を見守っていますので、そんなふたりを楽しんでいただけたら」