尚玄「撮影中はハプニングしかなかった」リム・カーワイ新作の裏側を語る
実際、現地の方々からも見たことないと驚かれたくらいです。
―監督は海外の俳優だけでなく、日本の俳優ともたくさん仕事をしてきていますが、どのような印象ですか?
監督日本人のみなさんは、本当に真面目ですよね。ただ、それゆえに尚玄さんのように臨機応変に柔軟に対応できる方が少ないようにも感じている部分もあります。もちろんそこが日本人のいいところでもありますが、いろんな監督のスタイルや多様化に対応するためにも、つねにオープンでいることは大事だと感じています。
尚玄さん確かにそうですね。俳優は準備しないと怖いものなので、気持ちはわかりますが、僕も仕事をするときは頭で決めつけずに、自分の直感でその場を生きるということを徹底しています。
どんどん外に出て、未知のものと出会ってほしい
―尚玄さんは最近父親になられましたが、そのことが心境や考え方に変化を及ぼしたこともあったのでは?
尚玄さん父親になったことは、僕のなかでもかなりの転換期だと感じています。これまでは自分の人生の尺度で生きていましたが、いまは自分が死んだあとのことまで考えるようになりました。
ニュース1つとっても、物事の見方がすごく変わった気がします。