2.5次元を中心に活躍中! 笹森裕貴『A3!』は「お芝居することが楽しいと改めて思えた現場」
自分はこんなに歌えないなとか、こんな動きできないなとか、ずっと周りが羨ましくて仕方なかったです。でも、ずっと自分がコンプレックスに感じていたことを褒めてくれた人がいて、そこから意識が少し変わりました。自分にないものを嘆くんじゃなく、自分の個性を認めてそこを伸ばしていこうと考え方を変えてから、自分が好きになりました」
俳優になってからずっとコンプレックスだったのが声。
「ちょっと掠れていて、スコンと抜ける綺麗な声ではないので、ずっと歌に苦手意識がありました。でも3年くらい前、とある歌唱指導の方に『声がいいんだから、それを伸ばしたら』と言われて。そこからはこの声で勝負しようと、ボイストレーニングに力を入れています」
そしてこの先には、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の出演が控えている。ここまでの努力が実を結び、オーディションを経ての初のグランドミュージカル進出だ。
「ここ数年、この声で勝負するということを目標にしてきて、それがグランドミュージカルに出るということだったので、決まったときは涙が出るくらい嬉しかったです」
性格を自己分析すると「ビビりで結構面倒くさい」とか。
「感情の起伏が激しくて、些細なことに一喜一憂してしまうんです。