官能映画の巨匠が辿り着いたエロスの新境地も! 韓国映画&ドラマの官能作品5選
触れてもいないのに、ドキドキが止まらない…。画のすみずみから色香を感じるアジアの映像文化。その秘密はどこにあるのか?韓国映画&ドラマの官能作品をご紹介します。
【韓国】追う、追われる、見る、見られる、相互関係の官能。
韓国映画は性描写が激しい印象があるけれど、近年は官能をテーマにした作品が減少しているそう。
「官能映画の巨匠パク・チャヌク監督も性的シーンを封印した作品に挑むほど、傾向が顕著に。その試みから生まれたのが『別れる決心』ですが、容疑者と刑事の追いつ追われつの執着や相手を見つめる行為がなんとも色っぽく、今まで以上に高度になった関係性で描き出す官能表現はさすがの一言」(ライター・西森路代さん)
愛よりも激しく濃密な、憎しみと殺意を描き切る。
【MOVIE】『名もなき野良犬の輪舞』
刑務所で出会い絆を育んだ2人の男による、裏切りと復讐を描く韓国ノワールの名作。
「性愛シーンはないけれど、男性同士の愛の物語だと監督が明言している作品。それを踏まえて観ると、彼らが迎えた結末の捉え方が変わってくるはず。今までのノワール映画で暗喩的に描かれていた“自らの手で相手の命を奪う”行為の官能性が、意図的に示されていると思います」