奥平大兼×鈴鹿央士「ゲームシーンはほぼアドリブ」 eスポーツに青春をかける高校生役に!
鈴鹿央士:僕が演じた達郎は、もともとは人間を人間として見ていないようなタイプの人なんですけど、仲間に対する憧れみたいなものは実は3人の中で一番強いんだろうな、と思っていました。仲間ができた喜びを感じながらも表に出すことはしないのですが、少しずつ変わっていく意識を達郎に吹き込んでいく感覚で演じました。
――お芝居がそれぞれに任されていた部分があったということは、お互いの表現や、想いを擦り合わせていくような作業も必要だったのでは?
奥平:そうですね。だって僕や央士くんだけじゃなく、みんなが自由に演じていたし、ゲームシーンはほぼアドリブみたいなもので。
鈴鹿:うん、そうだったかも。
奥平:でも予想外のお芝居を受けたりするけど、その時の空気感やお互いの想いを酌んで生まれたお芝居が、リアルに近いのかもしれないとも思いました。その感覚は、役としても僕としても楽しかった。
鈴鹿:あるシーンの撮影で、いろんな都合が重なってしまい、僕がやりづらさを感じてしまったんです。
そうしたら大ちゃん(奥平)が「僕がこうしますよ」っていろんなアイデアを出してくれて。その結果、僕はすごくやりやすくなったし、みんなが納得して動けたと思っています。