奥平大兼×鈴鹿央士「ゲームシーンはほぼアドリブ」 eスポーツに青春をかける高校生役に!
一方でテストや本番では言葉ではなく、こういう芝居どう?って感じに想いを芝居で記してくれるところもあったりして、すごく楽しかったです。
奥平:みんながお互いにカバーし合ってたよね。
――役の上だけではなく、現場のチームワークも高まったんですね。今作の魅力を教えてください。
奥平:お互いをよく知らない3人が、eスポーツを通して熱くなっていくところです。高校時代の、この時期ならではの熱量の高さというのは、大きな魅力です。
鈴鹿:日本で初めてeスポーツを題材にした映画だという新しさもありつつ、部活のことや恋愛など、青春映画としてのキラキラした部分もちゃんと組み込まれています。新しさと普遍的な部分の両方がミックスされて、現役高校生はもちろん、幅広い世代に届けられる映画だと思っています。
――お二人は、熱量が思わず高くなってしまうことはありますか?
奥平:僕は一つの作品を終えてクランクアップする時。それまで背負っていたものにバイバイしなければいけないのは、やっと終わったという達成感や嬉しさを感じつつも、ちょっと寂しい。特に自分の成長に繋がったり、大切な人たちと作り上げた作品の時は、泣きはしないけど想いが込み上げます。