及川光博「音楽もお芝居もひっくるめたエンターテインメントを愛し続けています」
――音楽活動は2024年で29年目となり、30周年も間近です。アーティストとして、そして個人的な今後の抱負を最後に教えてください。
アーティストとしては、とにかく長く続けることが目標です。これが一番の野望ですね。ずっと音楽には関わっていきたい。そして個人的には、ゆとりを持ちたいです。いつまでたっても中学生みたいなことを考えてバタバタ働いているので、年相応の大人のゆとりを身につけたいな。
――どのあたりが大人じゃないんですか?
それは……いつまでたっても清濁の濁を呑みこめないところでしょうか。
大人なら清濁併せて呑めないといけないのに、50代になっても未熟だな、青臭いなと思います。
――そこも魅力なのかもしれないですよね?
そう言っていただけるとありがたいんですけども、もうちょっと大人の色気や円熟味を出したい。「渋い」って言われたいですね(笑)。
取材後記
涼しげな瞳でスタイリッシュな印象のある、及川光博さんがananwebに登場。取材の日はよいお天気だったものの東京に強風が吹いていた日で、ご挨拶してすぐに「風が強かったけど、大丈夫でしたか?」とお気遣いをしてくださる及川さん。