尾崎世界観「意外とエゴサーチがいいんです。腹も立ちますけど (笑) 」 バンドマン特有の“色気”を分析
視覚と聴覚を集中させる分、色気を感じやすくなるのかもしれません」
OZAKI’S CHOICE
年代別・色気を醸すバンドマン
尾崎さんが年代別に選んでくれた、色気を感じるバンドマンたち。
「夢を叶えてプロになり、ステージに立ち続けていても、まだまだ理想には追いつかない。それでも“よかった”と言われる苦しさ、理解してもらえない自分自身への怒り。お客さんを喜ばせるプロとしては、出してはいけないのかもしれないけど、そうした感情を隠せず自分の欲望に素直なバンドマンが好きです。自分がそういう人間だから、そういう人を見たり、音楽を聴いたりして、安心しているだけなのかもしれませんが。この中でも忌野清志郎さんには不思議な魅力を感じます。人間味があるのに、神様のようでもあって。怒りや悲しみのさらに奥にある、もっと深い感情を吐き出しているように感じます」
1960’sBill Evans
クラシックを音楽的ルーツに持つ、アメリカのモダンジャズ・ピアニスト。
1960年代には、ベースとドラムと共に演奏するピアノトリオを追求し、ジャズの歴史を変えた。名盤『Walts for Debby』など50枚以上のアルバムを発表。