野間口徹「当初は裏方のつもりだった」 教師を目指していたはずが演劇の道に!?
大学生のときに演劇サークルに入ってからです。それまで人に褒められたことがなかったので、褒められて嬉しかったんでしょうね。今思うと、初めてにしては、って意味で言ってくれたと思うんですけど。
――教師を目指して大学に入ったそうですが、演劇を始めたのは?
先輩にめちゃくちゃかっこいい…それは見た目とかじゃなく、舞台上でものすごく輝いている方がいて、その方のお手伝いをしたいと思ったのがきっかけです。当初は裏方のつもりだったんですけど、人数が少なかったので、部員はもれなく出る側も裏方も両方やらなきゃいけなくて、それでです。
――とはいえ、大学卒業後上京して俳優を目指すわけですよね。
ちょうど就職氷河期で周りも内定が取れないと言っている中、演劇ばっかりやっていて教員免許が取れなくて。どうせ就職できないし、30歳までにドラマなりCMなり、メディアの仕事ができないようであれば辞めるからと親に言って上京させてもらったんです。
だから、俳優でやっていこうと決めたというより、執行猶予をもらったみたいな感じで。
――注目度が増したといえばドラマ『SP』ですが、放送中から手応えのようなものはありました?
全然ないです。