川口春奈「私の人生は“チリつも”。どの年齢や時期を切り取っても全部大事で必要なもの」
「私の人生は“チリつも”。12歳で芸能界デビューをしたのですが、そこから何か1つ欠けたら今はないと思います。関わった作品の全てが少しずつ積み重なり、山になって今に繋がっているので、どの年齢や時期を切り取っても全部大事で必要なものでした。これから年齢を重ねることについても、不安などはありません。それに、子供の頃から早く大人になりたかったんです。先生や周りの大人たちを見ながら、自分で責任を取って生きるのっていいな、自由でいいな、授業を受けるよりも外に出たいと思っていました。大人になった今は、年齢や経験を重ねたほうがお芝居の振り幅が広がり、演じられる役が増えたり表現の説得力も増すことを実感しているので、年齢を重ねるのがますます楽しみ。そしてだんだん仕事と私生活のバランスがうまくとれるようになったり、メリハリが作れるようになったりもするので、毎日楽しいです。
もちろん忙しくて大変な時もあれば、決していいことばかりではないけど、それもいつか素敵なお母さんやかわいいおばあちゃんになるための修業だと思って、ありがたく受け止めています。唯一、若い頃のようにノリで突き進めるような無敵感がもうないのは寂しいかな。