バレーボール女子日本代表・古賀紗理那×石川真佑「日々の意識が結果につながっていく」
「高いブロックに対しての点数の取り方は、変わった部分だと思います」と自己分析するように、高さのある相手ブロックの指先を狙ってはじき飛ばしたり、軟打を巧みに織り交ぜるなど、スパイクの引き出しが増えた。
「あとはメンタルの部分でも、しっかり心に余裕を持ってプレーすることができているので、そこは成長したところかなと思います。心に余裕があることで、選択肢も増えますし、気持ちの面でも変わってくる。ミスした時の切り替えだったり、次の1点に意識を向けることは、うまくできる場面が増えたかなと。そこはチームメイトの影響もあって、自分にプラスになっていると思います」
言葉の壁を少しずつ乗り越えたり、初めての一人暮らしや自炊など、バレー以外の面でも新たな挑戦が盛りだくさんだった。そんな半年間を経て帰国した石川選手は、バレー一筋には変わりはないけれど、どことなく柔らかさが加わったような印象が。オリンピックイヤーの代表活動は、楽しみか不安か、どちらが大きいかと尋ねると「楽しみなほうが大きいです」とキッパリ。その答えには、新しい自分への期待感が詰まっていた。
こが・さりな(写真左)1996年5月21日生まれ、熊本県出身。