夏のベスト室温&湿度は? イヤ~な“湿度”のお悩み&最強対策法
(齊藤さん)
熱い体を冷ますには、湿度を下げるのは必須。
人は汗をかき、それを蒸発させることで体の熱を放出しています。
「でも湿度が高い状態だと、すでに空気中に水蒸気がたくさん存在しているので、新たに保持できるスペースがない。つまり、汗をかいても蒸発できないんですね。その結果、肌はベタベタする、空気はじっとりしている、体の熱は下がらない=不快、となるわけです。暑いときは汗が蒸発するように湿度を下げ、さらに汗をかくと脱水症状を招くので、しっかり水分を摂ることが大事です」(齊藤さん)
湿気対策は、エアコン&サーキュレーターが最強。
「エアコンを冷房運転すると、部屋の中の熱い空気を取り込み、強制的にヒートポンプで冷やし、部屋の中に戻します。その“空気を冷やす”という工程で、空気の中に漂う水蒸気を液体にして部屋の外に放出するのですが、まさにそれが“除湿”という作業。結果湿度が下がり、快適度が上がります。さらにサーキュレーターで空気を動かすことで、部屋の隅にたまりがちな湿気もエアコンが吸収でき、排出できる。このダブル使いが大事なんです」(齊藤さん)
サーキュレーターってどんな家電?
直進の風が出る、部屋の空気を循環させるマシン。