「門脇麦さんは自分が持っていた日本人のイメージとは違った」台湾の俊英監督が明かす魅力
海外進出というのはハードルが高いことではありますが、いまはいろんなコンテンツがあるので、同じアジアでもある台湾と日本でもっと行き来ができたらいいなと。
それによって、お互いの作品をより深めるきっかけにもなるのではないかと思っています。そういう意味でも、今回は私にとってすごく希望のある映画出演になりました。
―いつか監督が日本を舞台に作品を撮ることもあるかもしれませんよね。
監督それにふさわしいテーマとストーリーがあれば、可能性はあると思います。私は最近の日本映画に詳しいわけではないですが、コマーシャリズムに走りすぎることなく人間関係や社会について真剣に撮っている方が多い印象です。
しんどくなったら“荷物”を減らしていい
―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。
監督教育者めいたことを言うつもりはありませんが、この映画を観たことによって、少しでもみなさんに影響を与えられたらうれしいです。
門脇さんやりたいことがあればサッサとやればいいし、持ちたいものがあればどんどん持てばいいと思います。20代や30代は失敗してもすぐにやり直せるので、“荷物”はいっぱい溜め込んでもいいのではないかなと。