くらし情報『「医療保険について考えよう【前編】」お金の教科書Vol.46 #お金の基本』

「医療保険について考えよう【前編】」お金の教科書Vol.46 #お金の基本

制度や手当でどれだけカバーされるかも判断基準に。

・精神面での困りごとに
病気やケガで心身ともに不安な療養中、貯蓄を取りくずすことが精神的に負担になる場合も、医療保険によって安心感を得ることができる。また給付金を入院時の個室代に充てるなど、さらなる快適さを手に入れることも。

【POINT 2】病気やケガの際に利用できる制度や手当があるか
医療費の払い戻しが受けられる公的制度のほか、勤務先の手当との比較も判断材料に。

・高額療養費制度
保険適用の医療費が、1か月あたりの自己負担上限額を超えた場合に差額の払い戻しを受けられる制度。一般的な年収の人なら、負担額は月9万円ほどに。健康保険に加入していれば誰でも申請できる。

・傷病手当金
会社員の場合、病気やケガの療養で働けなくなった際でも条件を満たすと通算1年半まで、給与の3分の2ほどの手当を受け取れる。
また勤務先によっては高額療養費制度の付加給付や、福利厚生制度や互助会などから別途お金が支給される場合も。いずれも自営業者にはない。

医療保険は、備えあれば憂いなし。
ケガや病気の際の不安を軽減してくれるのが、民間の医療保険。自分にとって必要かどうか、この機会にじっくり考えてみて!

次回は、2404号(7月3日発売)

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