坂本真綾、『下の階には澪がいる』の河本啓佑は「天性の人たらし」!?
彼女の心の動きは予測不可能ですが、普通の一面もあって。
アイドルをしているときに、例えば、肌の露出が多い衣装を嫌だなと思ったり、会ったことのない人たちからSNSを通していろんなことを言われたりという描写を観たときに、普通の一面があるからこそ仕事と割り切れなくて傷つき、華やかな場所から逃げ出したんだろうなと思いました。
過去の経験から、自分の心を守るために、本当の自分をなかなか見せないようにしているのかなと。澪と比べるほどではありませんが、私も若い頃からこのお仕事をしていて、10~20代の頃はいまよりもっと人の視線に敏感でしたから、彼女の気持ちが想像できました。
ーー3人の美女からモテまくる杉浦陽を、私生活でもモテまくりであろう、河本さんが演じていらっしゃいます。
河本さんいやいや、そこが似ればよかったんですけれど、違います(笑)。陽くんはモノローグでよく「女の子の気持ちはわからない」といったことを言うのですが、僕もいまだにわかりません。もっと言えば、わからないまま、前向きにまっすぐ突き進むところは自分と似ているかもしれません。
” />河本啓佑さん
ーー本作で共演して改めて感じた、お互いの演技の魅力について教えてください。