大森南朋、『マウンテンドクター』で共演中の杉野遥亮は「“大人だな”って思いました」
成長したというよりも、“大人だな”って思いました。まあ僕はまだ、大人になりきれていないところもありますが(笑)。
杉野:僕も直情的なところがまだまだあるので、落ち着いていないです。
大森:シャイ度が高いというか、シャイの出し方が可愛らしい、杉野くんは。
杉野:人好きだけど、人嫌いみたいなところもあるんです。本当は人と関わるのがうまくなくて。
――今号の特集が「大人の男」なんですが、大森さんが大人になったと自覚したのはいつごろでしょうか。
大森:う~ん、45歳過ぎたぐらいじゃないですか?それも自分がどうというより、周りに若い役者やスタッフさんが増えていって、もう大人のポジションにならざるを得ないという感じで。
それまではもうちょっとはしゃいでいてもいいと思ってたんですが、これはもうはしゃげないぞ、と。――なんとなく寂しい感じもします。
大森:そうなんです、寂しいんですよ。だからたまに、信じられないぐらい先輩だらけの現場に呼ばれると、52歳にしてワクワクするんです。70歳超えた先輩たちがすごいカッコいい!って。
杉野:それはどんな現場ですか?
大森:北野(武)監督の現場とか。
――なるほど。